R8を最初に東京モーターショーで見たときはそれほど印象深い感じはしなかった。ところが、昨年末に箱根の峠道ですれ違った際に「おっ」と思うことがあった。日が暮れかけ始めたくらいの時間帯、車2台がやっとすれ違えるくらいの道で何やら向こうから低くて存在感のある車がやってくる。何がこんなに僕を魅き付けるのだろうと思ったら、ライトだった。ヘッドライトの下にあるLEDのダイヤモンドを散りばめたような光輝く感じ。実際に光っているところを見ないとなかなか判らないかもしれないけど、実物は上の写真よりもセクシーだ。それがR8だった。
"A New Era in Lighting Technology Begins" という文章でR8のライトについて触れられているのだけれど、最初にLEDをうまく使ったのは日産のFUGAだったと思う。あのテールランプにも独特の魅力というか存在感があって、一目でFUGAと分かった。そういえば他にもこのライトを使ったアイデンティティーの表現手法は、どこかで見たことがあるな、と思ったらMacBookだった。りんごのマークが光る。別にそれを売りにしてるわけではないし、明るい部屋で使っていたら分からないし、そもそも使っている本人には見えない。でも、暗い場所で他の人が見たら一目でそれがMacだと分かる。
人々にそれが良い物かどうかを認識させる違いって、そんなちょっとしたことなんだと思う。そのちょっとした差があるかないかで、価格競争から一歩抜け出してブランドとして定着する。もちろん、中身の伴っていないブランドが長続きするとは思えないが、ちょっとした差別化がこれからのキーポイントなんだと思う。















