「頭文字D THE MOVIE」を観てきました

「頭文字D THE MOVIE」(日本語吹き替え版)を観てきました。
うーん、点数をつけるとすると60点。

高橋啓介のFDが出てこなかったり、樹がガソリンスタンドの息子になっててS13に乗っていたりと若干異なる点はあるものの、ほぼ原作通りの設定でした。でも、日本人特有の“クルマという機械に対して持つ愛情”が感じられませんでした。ランエボがあり得ないクラッシュの仕方をするのもそうだし、拓海がエンジンブローして落ち込むのは、ライバルに負けたからではなく、大切なクルマを自分の技術が未熟なせいで壊してしまったからだと思ったからなのに… この辺を香港人は良く分かっていないようです。

また、ダウンヒル・スペシャリストである拓海が型遅れのハチロクで、パワーで勝るライバル達をコーナーで追い詰めていくのがこの物語の一番の売りなのに、直線であまり差がつかないのも納得がいきません。直線では全く歯が立たないのに、コーナーを一つ通過するたびに差が詰まっていくあのワクワク感は再現されていません。原作のタイヤの焦げる匂いが伝わってくるような描写とはちょっとクオリティが違います。単純にドリフトが見たいだけなら、D-1やWRCのビデオを見たほうが10倍楽しいです。

と、ここまで厳しいことを書きましたが、登場するクルマのディテールもまずますですし、実際に日本の峠で撮影したこと、CGによる嘘っぽい動きがほとんどないことは評価できます。オープニングに空撮で登場する秋名の5連ヘアピンや朝日の昇る明け方の峠なんて、めっちゃ綺麗で感動ものです。親父の文太もいい味出してるし、高橋涼介の駆るFCの走りはかなり良かったです。



Leave a comment


:

:

:

:

このエントリーのはてなブックマーク (-)